2010年5月アーカイブ

カテゴリー:

5月31日月曜日 Vol.2

大都会へ若者は流出するというのがVol.1のテーマ。そして今度はその流出現象を招く最大の要因である、安くて便利に出かけられる手段の普及です。高速バスは何故地方の若者に人気なのか?それはなんといっても安さ!そして、運行者の側が利用者の目線でダイヤを組んでいることでしょう。早朝でもいいから都会へ出れて、深夜の手前で帰ってこれるダイヤ。高速バスにせよ高速道路の開通に伴う高速道路の副産物です。地方の交通が便利になることはどう考えても良いことです。

昔地方の町おこしなどを手伝っていると、よく話題になったのが高速道路の開通でした。「いや~權野さん、今度高速道路が開通するのが地域の大きな期待を背負っています。実際高速道路が開通したら、都会から沢山の人々が来てくれると思うのですが、これがこの町の活性化になるのはもう解っています。それ以外に何かこれを機会に私達が儲けられる方法を教えてください。」とあちこちでそんなお話をよく賜ったものです。

しかし、こんなお話が出るたびに私達は「ストロー現象」という消費者流出現象をお話します。ストロー現象とは高速道路や鉄道の駅、空港など便利な乗り物の交通環境が良くなれば良くなるほど、外部からの流入も確かに期待でますが、逆に地元の消費者の流出もまた拡大するのです。一方で駅前など嘗ての便利な中心地は、いまや家電の大型店やドラッグストアーが林立します。家電大型店は通販に対抗するため最高に便利な立地へ、ドラッグストアーは幅広い客層を狙って旧中心地へなどなどそれぞれ苦しいながらも思惑があります。

アクセスが便利になればなるほど、自分達が何を武器にして人を呼び寄せるのか?そこをしっかり構築する必要があります。岡山からの帰り、宝塚あたりの渋滞のメッカで、渋滞の主原因であるマイカーのレジャー組みが見える隣の車内をぼんやり眺めていて、ふと頭に浮かんだモヤモヤ一つ。

| コメント(0)

カテゴリー:

5月31日月曜日

人気も無い早朝の岡山駅近くの道路沿いに多数の若者があちこちに屯している!「えっ!何じゃこりゃ?」これは昨日の早朝ウォーキング中、目に飛び込んだ一コマのお話。その各グループの横には一台づつ超大型の高速バス。そうでした、徳島でよく目にした土日の神戸大阪方面へ向かう高速バスの早朝の風景と同じです。

徳島県では嘗て明石大橋が開通して、それ以来徳島中心部のバスターミナルから早朝多数の若者達が大挙して神戸大阪の繁華街へ出て行き、夕方から夜にかけて再び高速バスで帰ってくるという現象が続いています。その現象がこの岡山でも起こっていたのです。おそらく九州や関東でも同じようなことが起こっているのでしょう。

県庁所在地でもこうして若者が他県のより大きくて賑やかな繁華街へ流出してゆきます。一昔前「郊外の大型店は都心部の商業中心地を崩壊せしめる!」と目の敵にされ、自由競争が原則の商売に法的規制をかけるような馬鹿な真似をした時代がありました。結局これは中心部の衰退を止める効果は無く、むしろ崩壊を早めた観さえあります。

前出の岡山中心地は明らかに20年前の面影も無く衰退の一途をたどっています。最近、町おこしもさることながら、都心部の見直しや再開発も盛んに検討されます。その一方で箱物から人への耳障りの良い言葉も良く聞かれます。でも、何より一番大事なことは、生活者特に元気があって、街に賑わいを与えてくれる若者達が何を求め、何を望んでいるのかをしっかり考えなければいけないのではないでしょうか。

| コメント(0)

カテゴリー:

5月28日金曜日

今年もあと3日で半分過ぎてしまう。歳を取ると時間の経つのが本当に早いわい。そして同時に歳を取るほど世の中の裏が良く見えることもある。朝のあるワイドショーで、東京の高級住宅地に近いドッグランで、自分の連れている犬に迷惑行為や損害があったなどと言い掛かりをつけて、お金を巻き上げる輩が急増していると紹介していた。そして昨夜のニュースでは、タクシーをわざわざ急がせて細い路地に誘導し、もう一人がそのタクシーに接触してお金を巻き上げる新型の当たり屋がこれも急増中とのこと。

ショッピングセンターでも最近「クレーム対応研修」が急増し始めています。それほどショッピングセンターやそのテナントに向けてクレームを持ち込む人が多くなったということでしょうか?文句を言えば金品になる。だから文句を言わずに辛抱することは、馬鹿で損する行為なのだという感覚が横行しているのではないだろうか。お客様と事業者商業者との関係が明確に上下関係になってしまっている昨今、徹底した低姿勢のおもてなしが当然のように要求されています。

クレームとは売買契約条項に違約があった場合相手に損害賠償請求をおこなうこと。苦情、異議。などと定義されています。ところが現場では善意のクレーマーと悪意のクレーマーと二分し、金品を巻き上げる目的で、苦情や異議を装った言い掛かりをつける人たちを悪意のクレーマーといいます。ところがこの悪意のクレーマーがやたら急増し、大衆の殆どが潜在的悪意のクレーマーといって過言でない状況にまでになっています。

悪意のクレーマーは困るから社会から排除しようとしても、これには人間の駆け引きや交渉行為と分別しにくいので、一刀両断ではできません。そこでとりあえず事業者商業者は即時対応策として現場でのクレーム対応能力を高める努力と、同時に教育と家庭で善意と悪意の正しい理解と分別をしっかり定着させる必要があると思います。勿論親が子供の目前で悪意のクレーマーの見本を見せるなど論外です。

| コメント(0)

カテゴリー:

5月27日木曜日

「いや~、やっぱりデベロッパーやプロパティマネジメントはテナントに対していかにコーチングが行えるかも非常に大切ですね。」とは昨日お会いしたSCのあるゼネラルマネジャー様。SCのテナント運営管理とは、「昨今テナントの販促計画から販促戦略まで参加して一緒に販売促進に注力します。」という宣伝も出始めたくらいテナントの日々の営業に深く介入し始めています。

わが国の殆どのSCがテナントの賃料に売り上げ歩合制を導入しているため、必然的にテナントの売り上げイコールデベロッパーの収入の上がり下がりという仕組みです。ですから嘗てはSCのデベロッパーも住宅などの不動産デベロッパー的なビジネスモデルでもやっていけました。しかし、商業環境が非常に厳しい昨今、歩合制でないとテナントが集まらないなどの問題もあり一気に殆どが歩合制に切り替わりました。

ところが所詮テナントはデベロッパーから見れば他社。営業の管理だなんだと言っても入り込める深さに自ずと限界があります。まして各テナントの会社の体質や方針、現場の人の資質などの問題もあり、仮に良かれと思う助言も指導も無力で終わるケースも少なくありません。

テナントの業績は所詮テナント自身次第。かといってデベロッパーが何もしないわけにもいかず、管理だ監督だ指導だ助言だといろいろやりますが、なんと言っても一番必要なのがテナントに対するコーチングであり、これを行うコーチングスキルをデベロッパー側の社員がどれだけ持つかが重要になってきたのでしょう。

| コメント(0)

カテゴリー:

5月26日水曜日

「ごんのさん!どうですか?」「あっ、おはようございます。いかがですか?」早朝から持病の診察に言った先の病院でこんな何十もの挨拶や声がけに浸される。嬉しく、何だかちょっぴり元気になる気分だ。人間だから積極的に自ら「したい!」と思って挨拶や声がけをしてくれる人。仕事だからこれらを積極的にしてくれる人。理由やきっかけは様々でも、挨拶や声がけを受けた方は嬉しくて、有難いものです。

病院関係者や、警察関係者、消防関係者などなど不特定多数の人々と接する仕事は、商業の販売員同様心身ともに大変労力を要する仕事です。忙しい、気分が悪い、大変疲れている、体調が悪いなどなど挨拶などしたくも無いときがきっと沢山あるだろう。病人相手に優しくすること、犯罪者や問題ある人に話すことなどなどうっかりすると言葉に角が立ちやすいのに、感心するくらい見事に丁寧でやさしく、端々にまで神経が注がれている。

昨日、あるTV番組で「上海で注目される日本の『もてなし』」という趣旨の放送があった。嘗て堺屋太一さんと一緒に上海を訪問したときに私も中国人の愛想の無さにカルチャー ショックを受けたことを今でも思い出す。日本人が伝授する「日本式おもてなし」が今上海で高い評価を得て、これをきっかけに国際的にその価値が認められてきた!っと言っていた。

少し見方が短絡的ではないか?日本には日本の礼儀があり中国には中国の礼儀やもてなし方があるはず。確かに現在のわが国の接遇力は非常に高いレベルといえるが、だからと言って問答無用で現地のうら若き女性達にこの「日本式おもてなし」をマニュアル的に押し付けては、いずれわが国でも水面下で問題になってきた「アメリカから入ってきたマニュアルが日本人に本当に合っているのか?」という根本的問題と同じことが中国で起こるのではないでしょうか?

| コメント(0)

カテゴリー:

5月24日月曜日

人生の成否を決めるのは「運やコネ」だと答えた人が2005年にはわが国で41%もいたそうだ。これは今日の通勤時の新聞コラムの記事。1995年の調査では「運やコネ」派が20%だったそうで、この変化を労働経済学者のある人は「ここ10年で日本人の価値観が勤勉から運やコネに変化したのでは?」と指摘しているそうだ。

今から15年前といえば、今と比べればまだまだ政治も経済も戦後安定体制が強固な状態だったと記憶しています。すなわち私にはこの変化は確かに価値観の変化ともとれますが、実は2000年頃から徐々にマスコミの情報の向こう側あるいは裏側に、沢山の知られざる真実があることに国民が気付き始めたのだと私は思う。

最近ではテレビなどでやたら内情暴露や裏情報の吹聴が流行っています。学閥も人脈も血族政治家も結局恵まれている人にはコネが水面下で大きくうごめいている!そんな一部の上層階級やセレブの人々にはある意味で知られては不都合な真実(伏せておきたい親の七光りや売れるきっかけの人脈など)がここへ来てやたら露呈している。

時代が落ち着いてきて人生の成否自体を公に語るのも気恥ずかしい昨今。人生は成功するものではなく、自分で自分の人生に満足すべきものである。それは兎も角、生きてゆくのに大切なのは勤勉か運やコネかと問う調査自体私にはばかげている。勤勉、努力、工夫などの度合いと人生満足度は比例すると思いませんか?

| コメント(0)

カテゴリー:

5月23日日曜日

巨人の子供が器用に土遊びをしている!男の子は昔から工事現場を見るのが好きです。いろんな機械が、いろんな道具が次々と面白い動きや働きをしています。これを観ていると一日中でも飽きません。冒頭の文はショベルカーの動きを観ていてそう感じたのです。

先月から私のオフィスが入るビルの隣地で建売住宅の工事が始まっています。雨でも晴れでも淡々と今は土木工事が進んでいきます。ショベルカーがまるで人間の腕のように器用な動作をし、手際よく工事を進めていきます。機械の動きも感心しますが、それ以上にそれを操るおじさんの技術に感服させられます。数本のレバーを微妙に操作してデリケートな動作をなんなく実現します。

土木工事って単純そうで単純ではありません。地面を掘る作業一つ見ても何が出てくるか判りません。掘っている最中にその穴がどう崩れるかも知れません。にも拘らず、設計どおり手で掘るように正確に且つ綺麗に掘り進んでいきます。ダンプに土を乗せるのも「慣れたもの!」の領域を超えています。まさに職人技!です。

私達の職場でも単純作業を手馴れた作業で効率よく済ませるだけの人と、人が見ていて「お見事!」と褒めたくなるような、臨機応変の工夫と知恵と技術を駆使して仕事を進める人と、その立派さの違いは子供の目にも歴然です。ただ与えられた仕事を時間消費で働く人と、歳やキャリアに関係なく、常に問題意識を持って仕事に対する熟練度を上げようと意識して上達していく人とでは、プロとしての値打ちが大きく違ってくるのですね。僕もショベルカーの運転してみたいよ~

| コメント(0)

カテゴリー:

5月22日土曜日

「友あり遠方より来る。また楽しからずや。」何だかこんなフレーズに聞き覚えはないだろうか?昨日北九州の友人が来訪してくれた。私がいつもお薦めしている温かいシャリのすし屋で夕食。また楽しからずや。

彼曰く、「不動産の関係企業というのはどうもバブルの思い出が忘れられず、発想が非常に高飛車か受け身に偏りがちです。このままでは駄目になってゆく不動産関連の会社も決して少なくないでしょう。もっと本格的にわが国のトップを走っている商業デベロッパーやプロパティマネジメントの会社を見習って勉強しないと・・・」と危機迫る表情に驚いた。

確かに土地の少ないわが国では不動産業はわが国独特の儲かりそうな業界です。動く金額も大きいし、その多額なお金の動きも手っ取り早いものが多い。その一方でリスクも高い。しかしリスクヘッジのために堅実でコツコツ稼いでゆく商売はこれらの方々にはもどかしいらしい。

現在もそしてこれからもこの不動産関連産業には若い人々も沢山入っていくことでしょう。職業選択の自由がありますから、これにとやかく言いませんが、手っ取り早く安易に大きく稼げる商売はこれからの時代には知恵と工夫が求められます。ゆめゆめ楽してがっぽりもうけられるスケールの大きさと、そのスケールゆえに格好良く見える姿に目を奪われてはなりません。

| コメント(0)

カテゴリー:

5月21日金曜日

日ごろ気になって仕方ないことを人から言われるとドキリ!とするものです。昨日九州の友人から「ブログの文字数が多すぎるよ!まじめに書こうとしすぎじゃないの?」と的確な助言を頂きました。確かに日ごろ私自身が社員に向かって事あるごとに「文字文字させすぎるな!文字が多いと読んでもらえないぞ!内容以前の問題になってしまう。」などと一喝している自分のブログの文字が多すぎる。正直まずいまずいと気にしていました。

相手に気を遣えば遣うほど言葉は多くなる。相手に伝えたい思いが強ければ強いほど話がくどくなる。自分に自信が無い人ほど言い訳が多くなる。どちらにしても言葉が多くなるときはあまりいい状況やいい状態ではないといえます。しかもこれが口述ではなくて、記述となると目から入る第一印象が、「面倒!」というイメージになり相手も最初から読む気がしない。文章は読み手がないと書かないのと同じです。

最近一般化した携帯などの絵文字とは手短な文章に気持ちを伝えるためや、文章のインパクトをソフトにするため使用されることが圧倒的です。最近は文章なしで絵文字だけでコミュニケーションが成立するケースもたまにありますが。不用意に文章や言葉を切り詰めると誤解を招いたり、言葉に角が立ったりします。特に私のようにボキャブラリーが貧困な人間は日本語の表現が苦手ですから。

また、今日も文字が多くなってしまいました。五十半ばの老おっさんがブログなどと未知の世界で頑張っていますので、どうかもう少し作文がうまくなるまで辛抱してね!

| コメント(0)

カテゴリー:

5月19日水曜日

土日混雑する都市圏の高速道路を見る限り、不景気だの高い失業率だのと騒いでいるマスコミが不思議になる。また昨夜は国土交通大臣が「毎日地方の高速道2000円は当分見送って、従来の土日1000円ETCを続ける!」とか?1000円ETCは一部の高速だけ大渋滞を起こし、その他の地域では高速1000円の大きな恩恵に預かったという声も少ない。確かに土日に仕事で移動する私達には経済的に交通費は恩恵に預かっているが、混雑で所要時間が大幅に増えて、途中のトイレや食事、給油に手間取るのもさることながら、結局勤務時間の延長に繋がっている。

先日の日曜日この土日千円に加えて集中工事だとかで関西から中部までところどころ渋滞。マイカーでレジャーに出かけるのも私達商業やサービス業には有難い一方で、移動する私達自身は少々マイカーの多さにウンザリ。そして岐阜市内に入ると今度はJR岐阜駅前の惨状にドッキリ。街を歩く人影が見当たらないのです!駅とその隣接する部分は、5km先から見えている超高層マンションを筆頭に、先進都市に肩を並べる再開発がほぼ完了しています。ところがその前面道路を隔てた駅前の街は、背筋が寒くなるくらい人気がありません。勿論歩行する人が少ないだけでなく、500m四方の繊維街と銘打つ街が殆どすべてシャッターどおりと化し、夕刻以降は真っ暗で住人すらいないことが明白です。嘗てのあの賑わいと、それに群がったあの人々はどこへ?

岐阜駅周辺を片道2kmほど散策してみると、駅前の廃墟だけでなく、駅を中心に半径3kmは疲弊していることがはっきり判ります。10年ほど前まであった民家群は取り壊され広大な時間貸し駐車場に変貌し、下駄履きマンションなどの1階店舗は無残に空き店舗が並ぶ。戸建ての店舗も空き家と化すか、営業しているのか閉店しているのか?はっきりしない状態の物件が多い。百貨店やファッションビルも相次ぎ閉鎖し、お年寄りのデイケアセンター化した老舗百貨店一軒が孤軍奮闘している。こんな姿に似た都市はこの日本に山ほどできています。岡山、広島、北九州、熊本、東に目を向けると浦和、千葉、大宮、立川、北には福井、金沢、富山、などなど枚挙に暇がありません。

これらは不景気の犠牲者なのでしょうか?私にはどうも違うように見えるのです。この悲惨な現状の原因は進化であり、変化だと私は思うのです。私達商業者がターゲットと称する中心顧客も5年たてば5歳年を取ります。その人の生活や環境は確実に変わります。百貨店も百種類の商品を売る店から、フォエバー21のようにお客様が喜んで集まってくれるブランドや商品、チェーン店舗を誘致して、大型の流行追従複合商業施設に変貌しています。SCもトップデベロッパーはどんどん顧客新陳代謝のためにテナントのリミックスを率先して実行しているではありませんか。時代は必ず留まるところを知りません。わが国の人々もひとところにいつまでも必ず定住するとは限りません、常に何もかも変化を続けている。すなわちこの世はやっぱり「無常」なのですね。

| コメント(0)

カテゴリー:

5月15日

ここ数日急にマスコミに登場している言葉に「買い物難民」「買い物支援サービス」というのがあります。「買い物難民」とは少々物騒というか、大げさと思うのは私だけ?確かに買い物が不便になっている高齢者を中心とした人々が何らかの理由で増えていることは確かです。そしてこれから避けて通れないわが国の少子高齢化現象から考えれば、買い物支援サービスとか買い物代行などというサービスは不可欠になるでしょう。

買い物難民が生まれた原因の一つに従来からの街中にあった商店街の崩壊が挙げられていました。そして和服姿のご高齢紳士が、「80年代のアメリカに推されて開放した小売業界開放が商店街の崩壊を招き、日本の文化と不景気に強い社会構造が壊滅させられた。」と憤慨気味に発言しておられました。確かに買い物に容易に出歩けない方々や、公共交通機関を便利に利用できない人々には買い物が不便になった現状が大きな問題です。そしてこれを国家の問題と捉えて、国や公共機関がこれらの人々を対象に買い物支援サービスをすべきだという意見も解らないわけではありません。

しかし今わが国は少しでも国家の歳出を減らさなければならないときであり、安易に国に頼る発想は如何なものでしょう?買い物難民といっても公共交通機関を利用して買い物に移動している人は少なくありません。今わが国の新しいタイプの商業施設は車でしかアプローチできない郊外にしかないわけではなく、郊外の商業施設はシャトルバスを充実させており、また立派に駅前で商業が充実している地区も全国には数え切れないくらいあります。

本当に買い物に行きにくい環境の人々には、民間の商業者が将来を見据えて今から支援サービスや代行サービスを開発し実行すべきであり、また「こんな不平等不公平な消費環境など」と騒いで、腐りきった商店街の復活のきっかけに利用するすべきでないと私は思います。商店街の人々も大型店など新参の商業者の所為にばかりする風潮にありますが、嘗て活性化の補助金を自分達の宴会資金にしていた商店街は決して少なくありません。商店街と高齢者が一方的な被害者だと決め付ける裏に誰かの思惑と選挙が見え隠れするのは私だけでしょうか?

| コメント(0)

カテゴリー:

5月14日金曜日

今日は13日金曜日でなくてよかった。まぁそれは兎も角、先日徳島県の南部のある町のある和洋菓子老舗が本店を移転させることに関連した相談に対応してきました。徳島県といっても香川県と違い結構広くて、この街は室戸岬に程近い町です。従ってさほど人口が多いわけでも、地域の拠点といっても地方の嘗て中心地であったという雰囲気の町です。当然購買力は決して大きいとはいえません。

そんな立地でこのご時勢に多額な投資を行って新しい場所に土地建物を購入し、本店と製造工場を移転しようという計画です。正直私は今この時勢にこんな大事業を動かしていいのかと不安の方が強かったです。ところが実際に現地に行って物件を見せていただき、その相談の依頼主と面談するといつの間にか私の胸の中の空気が変わっているのに気づきました。まず、ここで生きてゆくという腹を括って物事を考えていかないといけない。そしてここで骨を埋める覚悟の人々には他町や都市との比較など何の意味も無く、むしろ無用の検討材料だと思うようになりました。立地がどうだこうだと達観して、自分達のなりわいの将来をネガティブに考えることが、かえって自分達の滅亡に繋がると考えることも理解できる気さえしてきました。とにかく何処で誰が何をしようとも、まず基本はポジティブに思考することが大切だと心の底から思えてきたのです。

良い立地、充実した商圏、景気の良し悪しなどこれまでマーケティングを考える上で、ベストまたはベターと考えられてきた前提環境はこれ全て「薄利多売」のための条件ではなかったでしょうか?確かに都市の一等地という好立地で成長し成熟してきた百貨店という「薄利多売」とは違う業種業態も現実に存在しますが、高度経済成長期から今日までこの好立地、すなわち人が集まっている或いは集まりやすい場所では「薄利多売」が見事に成立します。その延長線上に立地創造型の大型商業集積施設であるSC(ショッピングセンター)が生まれてきたといって過言ではないはずです。しかし不景気と一般で表現されるわが国の実質的経済ボリュームの縮小や少子高齢化などによる消費パワーの失速などにより、過剰なまでに増え続けたSCも激しい淘汰の時代に突入しており、一方で生活者の変化とわが国の社会の変化による百貨店滅亡も始まっている中、いつまでも薄利多売成功論にしがみついて居れない事態です。

私は前出の相談者に無意識ではありましたが、一貫して「厚利少売」の方向に基づいての助言をしていました。これからの時代がどうこう言う以前に、この町で今後多売を狙って商売する無謀さを直感したからです。客数が限られるのであれば、それをどうこうしようとしても立地的環境的に限りなく無理という言葉に近い困難さがあり、なら一つ一つお一人お一人にできるだけ利益が盛り込まれた商売をすることをお薦めしたのです。私のいう厚利とは心入れの程度が大きいそしていたわりの心を持って商品を提供し、お客様と接することが、結果的にその商品の原価に儲けが乗ることであり、その儲けは値切られること無く、削られること無く手に入るのだと私は信じています。

| コメント(0)

カテゴリー:

5月13日木曜日

8日に日帰りで、ある団体の鳴門・徳島の観光に同行し、その二日後の月曜日より一泊二日でまた再び徳島県入りしていました。今度は仕事での徳島県入りですから、勿論8日の観光後徳島でそのまま留まって効率よく出張するわけにはいかなかったのです。お陰で、一日挟んだ三日間の徳島入りは私にはいろいろ考えさせられる良い小旅行になりました。

鳴門の渦潮はご存知のように干潮時と満潮時に起こる現象ですから、いつでも見られるものではありません。勿論きれいな渦を見られるのは鳴門海峡の限られた場所ですから、何処でも何処からでも見られるものでもありません。この世界的観光スポットには、淡路島側と鳴門市側それぞれに観賞スポットが設置され、観光施設としての充実が見られます。加えて、渦潮の間際まで行って眼下に渦を観賞できる観光船のツアーもいくつか用意されています。しかし、何せ干潮時と満潮時という一日二回の観賞チャンスは残念ながら集客には足かせになっています。

徳島県に入れば入ったで、いくつもの観光スポットや観光施設は山ほどあります。高速道路も最近になってやっと少し充実したものの、徳島県全域から見ればその恩恵を受けられるのはごく一部の地域だけで、逆に殆どの観光地や観光施設が、高速道路や充実した公共交通機関の恩恵を受けることができず、これらへのアクセスは不便の一言です。従ってこれらの観光には必然的に宿泊がついて回ることになります。ところが、これらの観光施設に共通して感じるのはメンテナンスやクリンネスが非常に良くないことです。施設が古いこと、あるいは利用者が多くて傷むことは仕方ないことです。むしろ傷みや汚れが激しいことは、それだけ集客しているということともいえます。しかし、だからといって施設利用者に不快な思いをさせて良いとは決して言えません。

前出の渦潮の観賞施設も同様で、このあたりでは大塚国際美術館を除き殆どの観光施設が、先ほどの徳島県下の観光施設と同様に利用者に不快感を与えることが少なくありません。観光立国とわが国の国政関係者が声高に言いふらしていますが、コンクリートから人へというなら、観光資源に頼るのではなく、また観光施設の整備に力を入れるのでもなく、まず公共施設や公共スペースでの国民のマナーやエチケットの飛躍的向上と、観光施設の快適な空間維持のための施策や対策に重点的にお金と労力を向けるべきではないでしょうか?

| コメント(0)

カテゴリー:

5月9日日曜日

昨日徳島県にある大塚国際美術館に行ってきました。ご存知の方も多いと思いますが、ここは広大な展示スペースに世界の有名美術特に絵画を中心に展示されています。そしてもう一つ特筆しておきたいのが、ここは大塚製薬などのあの大塚グループが所有・経営していることです。美術に関心ある人もあまり関心の無い人もこの美術館の情報に一度触れたら必ず一度は行ってみたいと言わしめる、魅惑の美術館です。

この美術館を訪れた人はほとんど不満や訪れたことを悔やむ人は居ないでしょう。その展示内容の充実もさることながら、陶板という技術を駆使することで、世界の名画がものの見事に本物とコピーの違いに見分けがつかないくらい立派な展示だからです。しかもこの施設自体も民間の収益も重視した施設とは思えない(うっかりすると公共美術館と思っている人も少なくありません。)ほど儲け抜きで施設管理が徹底されています。まぁこんなブログにウダウダ書き連ねるよりも実際訪問して実物を体で実感していただくのがベストです。

日曜日は朝から夕方までいくつかの政治討論の類のTV番組があります。最近は普天間基地の問題での総理大臣の不甲斐無さと信用・信頼を自ら損なう言動を取り上げるか、ギリシャの国家経済の危機のお話から、わが国の対GDP190%以上という世界でもトップクラスの債務超過の有様にかけて、今後のわが国の借金経済の再生問題のお話に集中しています。これらの番組を観ていて痛感するのは二つ。本当にこんな総理大臣をわれわれ日本国民は政治の頂点に頂いていていいのだろうか?と、もう一つは今の民主党ならびに社民党、国民新党が首を並べる与党の人々は本当にわが国の将来に責任を持って主義主張を行っているのだろうか?ということです。

郵政改革が明らかに民営化から国営化に逆流させはじめ、国家公務員は若い新人の採用を大幅にカットして、現存の国家公務員を温存することを堂々と行っています。前出の大塚国際美術館の内部的な経営状況を把握しているわけではないので、あまり名言はできませんが、少なくとも潰れないで今日も明日も開館しています。美術館とか博物館とかいうと公共施設と結びつけることに何の疑問も持たない私達にとって、一民間企業のグループが国立美術館にも勝る施設を運営していることは、これまであまりにも親方日の丸の精神を甘んじて温存してきたことを強烈に反省させられるではありませんか。

| コメント(0)

カテゴリー:

5月7日金曜日

なんと今日は雨。なぜ単なる雨天にこんなに驚くのか?それは偶然のなせる業に驚くのです。何十年かぶりに大型連休すべてが全国で晴れであったとか。これって凄いことと思いませんか?人間はなんだかんだ言ってもやはりお天気にその日の行動が左右される人は少なくありませんよね。勿論行動がそうであるように、その時々の気分がお天気に大きく左右されてしまう人も決して少ないはずです。私も大きく影響されるその一人です。

昨夜テレビを見ていたら、私とほぼ同じか私より一世代上のいわゆる「団塊の世代」らしき人々が、アニメですがみんなが頭に鉢巻を締め必死で街や世の中を走り続け、やっと一役終わって自分達の子供や後輩にバトンを渡す。するとそこまで比較的準備運動など行いやる気満々に見えていた若者達が、バトンが渡されるや否やいきなりだらだら走る者、携帯ゲームをやりながらやる気なく歩き始める者、などなど私達には頭に血が上る光景が展開されます。そこで、鉢巻を締めた我が世代はバトンを渡した若者に大きな声で喝を入れるのですが、「うざい!」と逆切れされるか、無視されるのが落ち。最悪のパターンは、ご機嫌伺いで適当に調子と話を合わせますが、若いのに腹の中の本音と表に出す言動がまったく裏腹のパターン。いやはや他人事には見えません。もう一つ、勝間和代というお名前のわが国のエリートレディーとこれまたマスコミでは有名人(エリート扱い)の秋元康氏が、「NHK仕事学のすすめ」とかで対談していました。

勝間和代さんは非常に頭のいい、一般的な比喩をすると、テレビドラマ主人公の「百の資格を持つ女」みたいな勉強好きで、資格でも何でも、とにかく勉強して片っ端から制覇!みたいな方です。ただ、インタビューや対談で人が話しているとき、上目遣いに瞬きを頻繁にする姿と大げさな頷きと作り笑顔は、私には人の話はそっちのけで、次に自分が何を言おうかに神経が向いているようにしか見えません。これって接客を指導する私にはどうも気になって仕方ありません。まぁ余計なことといえば言えなくもありませんが・・・。まぁそんな余計な話はさて置いて、勝間さんも秋元さんもお話は聞いていて非常に参考になりそうで、お話一つ一つが惹きつけられる魅力をやはり感じます。

秋元さんという方が「仕事学」というテーマのゲストには最適だと思いますが、ただなんだかこの方々の対談の放送には疑問と違和感が生まれます。まず、この放送の内容がどれほどの人々に実際に役立つのか?そしてどうすればいい企画を生むスキルを身につけられるか?とか、秋元さんのお仕事でヒットを生む秘訣はどんなことをしているのか?などなどこれがどれほどの人々に役立つのか?と私には思えて仕方ありません。ヒットを生む企画を作るのに、誰にも役立つ仕事の仕方や秘訣があるのでしょうか?勝間さんが有名になった秘訣も、秋元さんの企画や仕事がヒットするのも、結局彼らが私達より優れた頭脳の持ち主であることと、私達には逆立ちしても得ることが困難な「幸運な人脈」と、後は人にはなかなか得がたい幸運がヒットを生んだり、この人の成功を生んだりしてるように思えるからです。勿論その人脈や幸運を引き入れる努力が必要です。しかし、「人には人の乳酸菌。」ではありませんが、人には人の環境と身の丈があり、その前にその人の得手不得手、その人なりの価値観や興味、その人の理解レベルやキャリアなどなど百人百様の中で、多くの人を相手に一言でヒットを生む方法など講釈すべきものなのでしょうか。それがどれほどの人々に役立つか?私は人の学習や研修には「それぞれの、レベルや進歩の段階」があるべきでは?と思うのです。

| コメント(0)

カテゴリー:

5月5日水曜日

今日は子供の日、そして今年前半の大型連休最後の日といわれる日。「お休みなんてあっという間に終わってしまう!」などという決まりきった文句が明日からまた巷でよく耳にするのだろう。毎年そうなのですが私はこのゴールデンウィーク中は、新しいノウハウの考案や新しい講演などのネタ作りに勤しむ絶好のシーズンです。おかげで今年も充実しました。

先日某一国の総理が意味の無い沖縄訪問を済まされました。わざわざ沢山のお供を連れて高額な国費で沖縄くんだりまで、行って何をしたかったのでしょう?最近ますますあの方のお顔をテレビ新聞で拝見するたびなんだか頼りなくて、わが国のトップがこの人でいいのか?などといらいらする。本当にみんなあの人がわれわれのリーダーでいいと思っているのだろうか?

期待を裏切られると腹が立つ。頼りにしている人が頼りないと不安に苛まれる。期待は裏切られる可能性が高いから期待、すなわち期して待つのだろう。頼りにする人は、頼れるのがその人しかないから頼るのであって、その人が頼りないのは困る。私達もスケールは違うが職場で誰かに期待され、頼られているのです。

さあ、大型連休も終わって、少し気合を入れて人の期待に応える努力と、自分を頼っている人を不安にさせないように、今そして明日何をすべきか?何が自分はしたいのか?自分の職場での機能と役割は決して裏切らないよう勤めようではありませんか。

| コメント(0)

株式会社レスコフォーメイション

プロフィール

レスコフォーメイション社長 権野 博

1955年生まれ。大手商業施設企画設計施工会社を経て、1986年商業・事業開発および運営の企画・コンサルティング事務所「RESCO」開設。 1989年有限会社レスコフォーメイションを設立し、1991年代表取締役に就任。2009年株式会社レスコフォーメイションと商号変更し、引き続き代表取締役社長を務める。

カレンダー

2017年11月

S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30