全商業原発が停止した意味

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5月6日 日曜日

ゴールデンウィーク最終日の今日未明、北海道で最後に稼働していた泊原発が定期点のため停止しました。原発が次々停止して再稼働しなくなった原因は、東日本大震災で被災した福島原発のメルトダウンから始まった一連の被爆事故の連鎖でした。確かに原発はいろいろ沢山の問題を残したまま見切り発車して稼働していました。特に事故による被爆の問題は深刻です。

一方でこの地球には沢山の核の脅威が存在しています。軍事大国の核兵器保有問題と、政情不安と国家的信用の低い国々の核実験や核の保有。先進国の大半に原発が存在する実情の問題。加えて中国の原発開発の膨大な規模の問題。ある人々は、日本の様な科学先進国こそ原子力や核の科学を進化させ、原子力と核の安全利用や安全化技術の開発を行い自国の安全と、世界に向けての安全提供が重要だとしています。ところが我が国は地震国ですから、特に原発は危ないとの危惧の問題も一方で切実なものとなっています。

原子力や核の問題は安全性だけで考えられない状況にも悩ましさがあります。それは電気という生活インフラであると同時に産業インフラという重大な機能と役割を担っているからです。電力不足と原発依存脱却によるコストの高騰という対局の問題があります。急速かつ大規模に電気に依存する生活を行っている私たちに取って、電力不足は大きな生活不安に繋がります。同時に発電の高コスト化は国際社会での産業競争力を低下させる局面も考えなければなりません。

電気は今や私たちには空気に並ぶ重要インフラです。その電力が無尽蔵に供給できない時代に入るという事は、単に脱原発問題に留まらず、私たちのライフスタイルに大きな転換を求められる事態が刻々と、そして確実に近づいている事を思い知らされます。節電の社会、高コストの社会、税金の高負担化、景気の活性化、これらの一見重く暗いイメージの将来を、どのようにポジティブに考えて解決しましょうかねぇ?

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