「いじめ」と「いじり」

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もう長い間学校での「いじめ」問題が改善の傾向を見せません。実は大昔からいじめはどこにも存在していました。「いじめ」には大きく分けて二つの系統に私は分けています。一つは本当に嫌いな相手をいじめて自分から遠ざけるか、或はストレス発散で大人がよく言う「サンドバック」(どつかれ専門)役の者を作る。これは正に心が狭く自己中心の思想の産物であり象徴に見えます。虐待の大半も「いじめ」では?

「いじめ」のもう一つの系統は、嫌いでない相手に対し私の世代でいうチョッカイを出す行為。即ち今日笑いを取る一つの手法と正当化されている「いじり」です。実はこれも昨今行き過ぎの「いじり」が目立っています。最近の若い人々には想像以上に耐久力の無い人が少なくありません。その人々に自分は平気と思うレベルの「いじり」をしても、結果これが受けた側には「いじめ」効果に変わり、想像以上のダメージを生んでいます。

最近の煽り運転や「いじめ」有名人の「スキャンダル」幼児虐待は今我が国で過剰に凶暴化している自己中心が原因と断言しても良いと思います。これはその行為を行う人の生い立ちや、その人自身の性格或は環境がベースになっていますので、なかなかすぐに解決或は改善を観る事は難しと思います。だからといってこの問題を放置して良いとは思いません。この問題は根強く家庭を始めマスコミ或は教育機関で徹底して自己中心の限度と善悪を訴えていく必要があります。

一方「いじり」は確かに今日の笑いを取る手法として絶好の手法です。この手法を世間に広めた張本人が落語ができない落語家の手を抜いた笑いのネタ「仲間いじり」です。彼は最初楽屋話や舞台裏の話題で観客の「掴み」に成功し、そのあと共演者をいじりまくり観客の笑いを取る手法に発展しました。これらの手法は簡単で効果的な事から、その後も後輩達に引き継がれ多用されています。今こそデリケートな日本、笑いの中身を考えよう!

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株式会社レスコフォーメイション

プロフィール

レスコフォーメイション社長 権野 博

1955年生まれ。大手商業施設企画設計施工会社を経て、1986年商業・事業開発および運営の企画・コンサルティング事務所「RESCO」開設。 1989年有限会社レスコフォーメイションを設立し、1991年代表取締役に就任。2009年株式会社レスコフォーメイションと商号変更し、引き続き代表取締役社長を務める。

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