不景気?

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6月15日 日曜日 

昨日と今日、ある開発物件のマーケッティング調査に大阪の街中を車で巡った。そこで大きな印象に残ったのが、私の認識していた街中の随所の景色が大きく違っている!ということ。

例えば20年以上前に営業のお手伝いをした阿波座にあった物件で、その当時有名だった運送会社の持ち物件だった。通販やレストランのおしゃれな比較的中規模の商業施設だった。私もその頃少々お手伝いをした記憶が20年以上経っているのに鮮明にある。その付近を車で通ってふと思い出し、その物件のその後を見てみたくなり探してみた。しかし姿形どころかその跡地らしきところも見つけられなかった。

もう一つは、太子橋の地下鉄の駅周辺で、鉄骨で質素な作りの三階建ての賃貸ビルが3年ほど前に新築された。立地は国道にも面して決して悪く無いところだ。好立地を意識してか、鉄骨丸出しで、工事中の様なデザインに表面を木の角材で無作為に飾るという正に一見おしゃれな建物だ。ところがいつ見てもこれというテナントが入らず、2年ほど前に不動産の会社が入居した。しかし、昨日一階正面玄関に「テナント募集」という看板が出ており、その傍らで退去の引っ越し作業を行っている家族連れのような一団が出入りしている。

上記の物件を見た時は、商業の変貌はいつの時代も短期なのだと今更再確認させられる始末。

同時に、後半の物件の景色を見て頭に浮かんだのは、もしかすると我が国の現状は「バブル崩壊」という安易で説得力のある景気後退の現象は既に収まっており、今は我が国の経済を実質的に拡大していたベビーブーマーが大半が高齢になり消費者の主役で無くなり、明らかに日本の経済が収縮している時代が始まっているのだろう。これを不景気の所為にするのは、国民の経済に対する向き合い方に大きな間違いと、事業の失敗の連鎖を止める事は出来ないだろう。

これからの時代は安易に夢を追うだけでなく、実際に事業を始めるときにはしっかりした経営計画とこれに基づく頼れる経営管理。そして事業開始前に整備すべき事業計画の精査と明確で適切な事業計画の確率とその実践が、強く求められていると思うのだが・・・

商業や新規事業に将来が無いのではない。私たち日本人が古の経営者に学び、堅実な経営を行えば未来はあるのだ。

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株式会社レスコフォーメイション

プロフィール

レスコフォーメイション社長 権野 博

1955年生まれ。大手商業施設企画設計施工会社を経て、1986年商業・事業開発および運営の企画・コンサルティング事務所「RESCO」開設。 1989年有限会社レスコフォーメイションを設立し、1991年代表取締役に就任。2009年株式会社レスコフォーメイションと商号変更し、引き続き代表取締役社長を務める。

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