私の頼りない記憶によれば、確か昨年の緊急事態宣言第一回目は当初極一部の地域に出される予定が、いつの間にか全国に発出されることになった覚えがあります。今回もまず1都3県に追従して大阪府が手を挙げ、これに京都や兵庫もご一緒にということになった途端に愛知県が岐阜と一緒に手を挙げると言い出し、これに加えて栃木も声を上げました。そこへいつの間にか福岡県も加わっての発出です。
マスコミなどは権力の対抗勢力という役割からか、またも政府への批判や一部地方自治体への批判を展開しています。しかしこの緊急事態宣言を批判すればするほど、COVID-19感染拡大抑制への協力に耳を貸さない人には、協力しない格好の体裁良い言い訳を与えているだけでは?今お上の上げ足を取ることより、曖昧な感染予防策しかしない人が問題で、この方々には今起こっている危機を解ってほしい。
COVID-19を侮っている人々、家庭内感染が問題になりつつある今でも、夫婦やカップルで家族だからとマスク未着用で車に同乗する人たち、喫煙室ではマスクして煙草は吸えないと喫煙室でクラスターを作る人、20代の孫が正月に70代の祖父母と食事し結局祖父母に感染させる偽祖父母孝行者。皆本当に自分を大切にしている?自分の命を脅かしている人、自分の立場を失う行為に走る人。
私は怖い。COVID-19に感染したら高齢で持病持ちは重症化や死亡の確立が高いと宣告され、不用意に命を失う怖さを毎日抱えながら生きている。今平気でいろいろ格好の良い言い訳を吐いて不用心にする人にも、死の恐怖を体感して欲しい。若くても最近は重症化し、死亡もする。死ななくても過酷な後遺症に苦しむ。心理学では「人は気づきが起こらないと実行には移れない。」の一言が強く身に染みる。
コメントする